入院に関する指標
INPATIENT INDICATORS
入院に関する指標
当院の年度は、「4月~翌年3月」を示します。
病床利用率
当院は、
医療療養病棟(療養)40床
緩和ケア病棟(緩和)20床
回復期リハビリテーション病棟(回復期)40床
地域包括ケア病棟(地域包括)40床
を有しています。
病床利用率は、病棟の病床がどれだけ使用されているかを示す指標です。
病床利用率の年度別データ(2023〜2025年度)
病棟別
| 年度 | 療養 | 緩和 | 回復期 | 地域包括 |
|---|---|---|---|---|
| 2023 | 98.0% | 91.0% | 99.5% | 96.3% |
| 2024 | 99.5% | 89.5% | 99.8% | 99.8% |
| 2025 | 99.8% | 97.0% | 100.5% | 104.0% |

当院の病床利用率は、病棟ごとに役割の違いが反映された結果となっています。
- 療養:98〜100%台で推移しており、毎年安定して高い利用率です。
- 緩和:89〜97%の範囲で年度により変動が見られますが、適正な範囲で推移しています。
- 回復期:99〜100%台で推移し、安定した高稼働が続いています。
- 地域包括:96〜104%で推移しており、地域の医療需要に応じた高い稼働状況です。
全体
| 年度 | 利用率 |
|---|---|
| 2023 | 96.9% |
| 2024 | 97.4% |
| 2025 | 100.8% |

病院全体の病床利用率は 2023〜2025 年度を通して 97〜100%前後で推移しており、安定した稼働状況が見られます。
平均在院日数
平均在院日数は、患者さんが入院している平均期間を示す指標です。
平均在院日数の年度別データ(2023〜2025年度)
| 年度 | 療養 | 緩和 | 回復期 | 地域包括 |
|---|---|---|---|---|
| 2023 | 128.7日 | 64.5日 | 82.6日 | 39.7日 |
| 2024 | 176.2日 | 44.6日 | 89.9日 | 38.1日 |
| 2025 | 88.8日 | 54.8日 | 80.8日 | 41.6日 |

当院の平均在院日数は、病棟ごとの役割に応じて異なる傾向が見られます。
- 療養:2024年度に大きく増加しましたが、2025年度は88.8日となり落ち着いた水準に戻っています。
- 緩和:患者さんの状態に応じて変動があり、2025年度は54.8日と前年より増加しています。
- 回復期:2024年度にやや長期化しましたが、2025年度は80.8日となり例年並みに戻っています。
- 地域包括:3年間を通して大きな変動はなく、安定した在院日数を維持しています。
入院紹介別件数
入院紹介別件数は、地域の医療機関などから当院へ紹介された件数を示す指標です。
入院紹介別件数年度別データ(2023〜2025年度)
| 年度 | 県立中部病院 | 中頭病院 | 中部徳洲会病院 | その他(医療機関) | その他(医療機関以外) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023 | 370件 | 161件 | 81件 | 192件 | 13件 |
| 2024 | 511件 | 187件 | 121件 | 295件 | 15件 |
| 2025 | 587件 | 224件 | 130件 | 300件 | 31件 |

2023〜2025年度の入院紹介別件数を比較すると、 県立中部病院・中頭病院・中部徳洲会病院の3病院からの紹介が年々増加しており、2025年度は特に大きく伸びています。
退院先別件数
退院先別件数は、自宅・施設・他院・死亡など、退院後の行き先を示す指標です。
退院先別件数の年度別データ(2023〜2025年度)
医療療養病棟(療養)
| 年度 | 自宅 | 施設 | 他院 | 死亡 |
|---|---|---|---|---|
| 2023 | 9件 | 16件 | 9件 | 65件 |
| 2024 | 4件 | 9件 | 9件 | 53件 |
| 2025 | 8件 | 27件 | 14件 | 86件 |

療養病棟では、3年間を通して死亡退院が最も多く、長期療養や終末期の患者さんを受け入れる病棟の特性が反映されています。2025年度は死亡退院と施設退院が前年より増加しています。
緩和ケア病棟(緩和)
| 年度 | 自宅 | 施設 | 他院 | 死亡 |
|---|---|---|---|---|
| 2023 | 11件 | 14件 | 0件 | 72件 |
| 2024 | 4件 | 15件 | 1件 | 119件 |
| 2025 | 12件 | 10件 | 6件 | 101件 |

緩和ケア病棟では、3年間を通して死亡退院が最も多く、症状緩和や終末期ケアを担う病棟の特性が反映されています。2025年度は死亡退院が前年より増加しており、在宅や施設への退院は年度により変動があります。
回復期リハビリ病棟(回復期)
| 年度 | 自宅 | 施設 | 他院 | 死亡 |
|---|---|---|---|---|
| 2023 | 105件 | 56件 | 28件 | 1件 |
| 2024 | 106件 | 48件 | 21件 | 1件 |
| 2025 | 109件 | 55件 | 31件 | 14件 |

回復期リハビリ病棟では、自宅退院が最も多く、在宅復帰に向けたリハビリを行う病棟の特性が反映されています。施設退院や他院転院は年度により一定の変動がありますが、全体として大きな傾向の変化は見られません。
地域包括ケア病棟(地域包括)
| 年度 | 自宅 | 施設 | 他院 | 死亡 |
|---|---|---|---|---|
| 2023 | 109件 | 149件 | 39件 | 53件 |
| 2024 | 126件 | 147件 | 29件 | 56件 |
| 2025 | 129件 | 173件 | 31件 | 29件 |

地域包括ケア病棟では自宅退院が最も多く、年度により施設退院や他院転院に変動がありますが、全体として大きな変化はありません。病床利用率は毎年高い水準で推移しています。
在宅復帰率(地域包括ケア病棟)
在宅復帰率は、入院後に自宅へ戻ることができた患者さんの割合を示す指標です。 地域包括ケア病棟では、急性期治療を終えた患者さんが在宅生活へ移行できるよう支援しており、その成果を把握するために用います。
在宅復帰率(地域包括ケア病棟)の年度別データ(2023〜2025年度)
| 年度 | 2023 | 2024 | 2025 |
|---|---|---|---|
| 在宅復帰率 | 73.3% | 79.9% | 78.0% |

地域包括ケア病棟の在宅復帰率は、年度ごとの大きな変動はなく3年間を通して高い水準を維持しています。
在がん移行件数
在がん移行件数は、入院中のがん患者さんが在宅医療へ移行した件数を示す指標です。
当院が行う在宅緩和ケアや訪問診療への移行支援の実績を把握するために用います。
在がん移行件数の年度別データ(2023〜2025年度)
| 年度 | 件数 |
|---|---|
| 2023 | 5 |
| 2024 | 6 |
| 2025 | 4 |

当院では、2023年6月より開始しました。
移行件数は3年間で4〜6件の範囲で推移しており、大きな変動はありません
リハビリ疾患別受入割合(回復期リハビリ病棟)
リハビリ疾患別受入割合は、回復期リハビリ病棟で受け入れた疾患の内訳を示す指標です。
リハビリ疾患別受入割合の年度別データ(2023〜2025年度)
【疾患区分の説明】
- 脳血管・脊髄疾患等
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷、義肢装着訓練を要する状態など。 - 骨折(大腿骨・骨盤・脊椎等)
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の骨折、多発骨折の術後・発症後の状態。 - 廃用症候群(術後・肺炎等)
外科手術や肺炎等の治療時の安静により生じた廃用症候群の術後・発症後の状態。 - 神経・筋・靱帯損傷
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経・筋・靱帯損傷の状態。 - 関節置換術後(股・膝)
股関節または膝関節の置換術後の状態。 - 心大血管疾患(急性期・術後)
急性心筋梗塞、狭心症発作、その他急性発症した心大血管疾患の術後・発症後の状態。
| 疾患区分 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 |
|---|---|---|---|
| 1. 脳血管・脊髄疾患等 | 40.2% | 35.8% | 38.6% |
| 2. 骨折(大腿骨・骨盤・脊椎等) | 46.9% | 53.8% | 54.4% |
| 3. 廃用症候群(術後・肺炎等) | 11.0% | 7.4% | 4.9% |
| 4. 神経・筋・靱帯損傷 | 0.9% | 0.4% | 1.5% |
| 5. 関節置換術後(股・膝) | 1.0% | 2.7% | 0.7% |
| 6. 心大血管疾患(急性期・術後) | 0.0% | 0.0% | 0.0% |

※凡例は以下の疾患区分を示しています:1. 脳血管、2. 骨折、3. 廃用、4. 神経筋、5. 関節置換
回復期リハビリ病棟では、脳血管疾患の受け入れが最も多く、次いで運動器疾患が続く構成となっています。これらは回復期リハビリ病棟の中心的な対象疾患であり、年度を通して大きな傾向の変化は見られません。その他の疾患(廃用症候群、呼吸器疾患、心大血管疾患など)は一定の割合で推移しており、幅広いリハビリニーズに対応していることが反映されています。
